タイムアウトについて

タイムアウトとは

(time out)

タイムアウトは1974年にトークンエコノミーで有名なネイハン・アズリン博士(Nathen Azrin)とペンシルバニア州立大学の心理学教授リチャード・M・フォクス博士(Richard・M・Foxx)による共著の子育て本「トイレトレーニング」により紹介された方法で、体罰の代わりとして発明された技法です。

ある反応に随伴して好子に近づくことを禁止することで、その反応の生起確率を減少させることを「タイムアウト」といいます。

タイムアウトの種類

タイムアウトには以下の2種類があります。

1 好子を取り上げるタイムアウト

問題行動の結果、子どもの権利や物の好子を一定時間取り上げることで行動を弱化します。

例として

・ ブロックを投げたので、ブロックを一定期間使えなくした
(ブロックという好子を取り上げる)

・ 花壇の花を引っこ抜いたので、庭にしばらく入れないようにした
(庭で遊ぶという好子を取り上げる)

・ 門限を守れないため、2週間外出禁止になった
(外で友達と遊ぶという好子を取り上げる)

2 行動を制止するタイムアウト

子どもの行動を一定時間制止することで事由に動くという好子を取り上げることで行動を弱化します。

行動を制止するタイムアウトは以下のような行動に対して使用します。

(1) 子ども自身や他者が危険な行動

道路に飛び出る、大人に対する攻撃行動、物を使って他者を叩くといった行動です。

(2)  行動自体が好子となっている望ましくない行動

机の上に上る、パソコンやテレビなどを触るといった行動自体が好子になっている場合
です。

タイムアウトの方法
特に年少児の場合は、行動を制止するタイムアウトでなければルールが理解できないことがあります。
例えば、子どもが面倒を起こしたり困ったことをしそうになった時に、別の場所に移動させておく時間のことを指します。
子どもが落ち着いて平静を取り戻し、どうあるべきだったかを思い出す良い機会になります。
タイムアウト中は親などの世話をする人は子どもの相手をしないようにします。
禁止している行為を2回警告をした後、「はい、ではタイムアウトしますよ。」と言います。
他は何も言いません。
子どもを持ちあげてタイムアウトのイスに座らせます。イスの場所はダイニングのコーナーか出入りの少ない玄関口など子どもにとって退屈な場所に置きます。
それは禁止行為をした場所やお世話をする人とは離れた場所にしてください。子どもを椅子に座らせたらタイマーをセットします。
時間は年齢×1分程度です。子どもが立ち上がったらタイマーをリセットします。タイムアウト中は何も言わないで、タイマーが鳴ったら「もう終わったよ。」と言って抱きしめて、それでおしまいとします。
終わったらその事については何も言わないでおきましょう。

タイムイン

タイムインは、子どもが悪さをした時にそばに寄り添って子どもの話を聞いてあげるしつけ法です。
親は頭ごなしに反論や批判をせずに優しく子供の話を聞いてあげるのがポイントです。
その感情を吐き出した子供が落ち着いてきたら「今の行動にどのような問題があったのか」「今後どう改善していくか」などを一緒に考えます。
タイムインをすると子どもは親に安心感を覚え、親子の信頼関係が築かれた上で問題のあった行動を反省することができます。
癇癪を起こしている子どもを易しく見守るのは忍耐が必要ですが、激しく叱りつけたり、罰として部屋に閉じ込めたりすると子どもに疎外感や恐怖感を与えます。
子どもが悪さをするのは親への関心を引いているときなので「子どもが何かを訴えている」と冷静になって相手をしましょう。
子どもと一緒に親も落ち着いて接することで「この子がどうしてこんなことをしたのかといった根本的な原因を見つけることもできます。